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ブログ記事

迅速検査を行わないことについて 詳細

投稿者 j_sugimoto 日時 2020年3月16日

前回のブログ記事で、鼻腔および咽頭からの迅速検査(インフルエンザや、溶連菌、アデノウイルス、RSウイルス、マイコプラズマなど)は行わない旨を書かせていただきました。
このことに関連して、患者さんに不満と不安を与えてしまわないように、今一度、現状の説明と、私の考えを、前回よりももう少し詳しく書かせていただきます。

もともと、インフルエンザの迅速検査は、必ずしも必要な検査ではないと、私は思っています。
例えば、発熱初期などで検査しても陰性、翌日に検査で陽性ということはしばしばあります。できるだけそれを減らすために、「検査するにはまだ早いから明日来て」ということもよくありますので、そう言われた経験のある方もおられると思います。
他院で2回検査してどちらも陰性、でも熱が下がらず、3回目、当院で陽性、となる場合もあります。熱が続いている場合、最初からインフルエンザだったのか、途中からインフルエンザの熱にかわったのか、はっきりとはわかりませんが、この場合も陽性になったので、少なくとも今の熱はインフルエンザですね、ということになります。48時間を超えてしまっているのでこのまま対症療法で経過をみましょう、ということにもなります。
インフルエンザを疑う症状があっても、検査が陰性のままの場合もあります。
いずれも、対症療法だけでも、大部分の患者さんは治っていきます。

症状が強いなど、必要と思われる場合にはタミフルなどの抗ウイルス薬を処方します。インフルエンザと診断した時に当院からお渡しする説明の用紙にも書いてありますように、治療効果としては、使わない時と比べて1.5日程度、早く解熱することが期待できます。
検査して陽性を確認してこの薬を使うことも当然ありますが、最初から症状がインフルエンザを強く疑わせるものであり、家族にインフルエンザがいて、明らかにインフルエンザがうつったであろう方には、検査をせずに処方することもあります。
また、検査が陰性でも、やはり症状はかなりインフルエンザを強く疑わせるものであり、一緒に受診した同胞の方がインフルエンザ陽性であったなど、やはりインフルエンザだろうと思われる場合には、保護者の方と相談の上で、処方することもあります。

つまり、検査をしてもしなくても、インフルエンザの治療をすることもあれば、インフルエンザ検査陽性でも、対症療法だけすることもあります。

迅速検査が陰性であってもインフルエンザであることは否定できません。「偽陰性」と言いますが、時間が早くて検査にまだ出ていない可能性、あるいは検体の採取がうまくできずに陰性になってしまった可能性、時間が充分で手技にも何ら問題がなくても結果が陰性に出ること、などが考えられるからです。
また、治療方針は検査をしなくても、症状から決めることができます。
だから、検査は必ずしも必要ないと考えているわけです。

もちろん、他の人にうつってしまう病気でもありますので、大まかに言えば、検査しておくに越したことはありません。検査をした方がしないよりも診断の精度は上がりますし、原因がはっきりするのは良いことです。だから、普段は、疑ったら検査していますし、そのことに意味は当然あります。
「インフルエンザ検査なんか意味がない!」という意見の医師も世の中にはいるようですが、私はそこまでは思っていません。
ただ、なけりゃないで、そんなに困らない、とは言えます。
少なくとも目の前の患者さんの診療に関しては、ほぼ、検査しなくても問題ないのです。
検査して「偽陰性」つまり、本当はインフルエンザなんだけど検査で陰性になっちゃった患者さんが、陰性だからと熱が下がってすぐに学校あるいは保育園に行って周りに感染を広げてしまう。検査をすると、そういう弊害もあります。インフルエンザなどの迅速検査は、偽陽性はあまり多くないのですが(でも少しはあります)、偽陰性はわりと多い検査なのです。それなら、検査をしないで、症状から、インフルエンザの可能性があるから5日間おやすみしてください、という対応をした方が、病気を広めずに済みます。

もともと迅速検査の意味はその程度であることを前提として。
現時点の日本の状況は、新型コロナウイルスのパンデミック(広範囲に流行)になっている真っ只中にあります。
今は、少しでも感染拡大を防ぐ必要があります。
私達医療者は、自分のクリニックや病院で、新型コロナウイルスの感染を広げてしまうことを、できる限り避けたいと思っています。
もちろん、自分自身も感染したくないです。そして、私やスタッフが感染してしまうと、そこからたくさんの当院の患者さんに感染を広げてしまう可能性がある。それを何よりも恐れています。
インフルエンザ迅速検査は、鼻に綿棒を突っ込むことで、咳やくしゃみを誘発します。
もし、今検査をした患者さんが、新型コロナウイルスの感染者だったら。診察室内にウイルスを撒き散らしてしまう、ということです。
もちろん、その時に診察室にいる、私や、横にいる看護師にうつってしまうかもしれません。
その次に診察室に入ってきた患者さんが、まだ漂っているウイルスを、吸い込んでしまうかもしれません。
診察後、患者さんが検査の結果を待っている間に、待合室で咳やくしゃみを連発していたら、さらに感染を広げてしまうかもしれません。

平常時なら、なんて大げさな、という話です。そこまで考えなくても、身構えなくても、という話です。ですが、今は、世界中が、感染拡大を防ぐために、自宅待機、移動制限などさまざまな制約を受けながら、いろいろなものを我慢して、暮らしています。

どんな生活をしていても、風邪は、ひきます。特に子供は、風邪をひきながら、強くなっていくものなのです。
今、目の前にいる風邪症状と熱がある患者さんに対して、検査をすべきか。それとも、しないべきか。
私は今でも、葛藤を抱えながら、診療を続けています。
どうしても、インフルエンザ迅速検査をしなければいけない時とは、どんな時でしょうか。
目の前の患者さんが、新型コロナウイルスの感染者かもしれない、それをばらまくリスクを負ってでも、それでも検査をすべき時というのは、どんな場合でしょうか。
私だけではなく、たくさんの医療者が今、そのような葛藤を抱えています。責任ある立場の人が、そのようなことを真剣に考えた結果、厚生労働省と医師会などからの通知が出たわけです。そして、その通知に従って、当院では、少なくとも当面の間は迅速検査をしない、という結論に達した次第です。

以上、長くなってしまいましたが、ご理解とご協力を、重ねて、お願いします。

一日も早く、今の騒動が落ち着いて、また、「症状も重くはないし、この子の治療だけを考えたらインフルエンザの検査はしなくても良いかもしれませんが、うつる病気ですし、一応やっておきます?」といういつもの会話ができる、普通のことが普通に出来る外来に戻ることを、願ってやみません。

 


各種迅速検査について(新型コロナ関連)

投稿者 j_sugimoto 日時 2020年3月14日

新型コロナウイルスの医師への感染を防ぐためとして、厚生労働省および日本医師会などから、インフルエンザをはじめとする各種迅速検査を行わないように、通知がありました。
迅速検査は鼻や喉を綿棒でつつくことになるため、患者さんの咳やクシャミなどを誘発します。その結果、飛び散った飛沫により、その患者さんが新型コロナウイルスの感染者だった場合に、医師や看護師が感染してしまう可能性が高まる、というのが理由です。

もともと小児科は、マスクをしてくれない・できない子も多いし、診察の時点でこっちを向いて咳はするわ、痛いことをされたくないからと攻撃のためにツバは飛ばすわ、喉をみる時には舌圧子で舌を押さえられて「おぇっ」となるわ、涙を飛び散らせて暴れるわ、という状態なので、ここで迅速検査だけ特別扱いして、やらないことにしても、果たしてどれだけの意味があるのか、という気持ちは個人的には持っています。
しかし、この通知が出た以上、仮に当院が通知に従っていなくて、私が新型コロナウイルスに感染した場合はもちろん、私が診察をした患者さんが後で新型コロナウイルス感染者ということが判明して、濃厚接触者を調査された(そして私や当院のスタッフが濃厚接触者と判断された)場合にも、当然のように、当院が通知に従わない判断をしたことに対する責任を問われることになります。そうなれば、他のたくさんの患者さんにも大変なご迷惑をおかけすることになります。
また、実際に迅速検査の時に「エアロゾル感染」を起こしてしまいやすいというのは事実のようですので、各種迅速検査を行わないという方針には一定の根拠があり、それをやめることで感染を防ぐ効果が期待できるかもしれませんので、無意味とも思いません。

以上から、当院では、当面の間、鼻腔および咽頭からの迅速検査(インフルエンザや、溶連菌、アデノウイルス、RSウイルス、マイコプラズマなど)は行わず、臨床診断と言いますが、症状と状況証拠を参考にしながら、通常の診察をして、診療を進めます。
また、鼻汁吸引の処置も、いたしません。

もともと、迅速検査は必須ではありません。あった方が良い場面も確かにありますが、たいていの場合、なくてもそれほど困りません。
迅速検査ができないことで患者さんに(医学的な)不利益が発生しないように、しっかりとした医療を提供させていただきます。

以上、ご理解とご協力をよろしくお願いします。


新型コロナウイルス感染症の対応について

投稿者 j_sugimoto 日時 2020年3月1日

当院では新型コロナウイルス感染症の診断・治療はできません。


厚生労働省から「新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安について」が公開されたこと、及び、大阪府の方針変更に伴い、堺市 帰国者・相談センターの名称および相談対象者が下記の通り変更となった旨の連絡がありました。
参考にしていただき、該当する場合、あるいは、新型コロナ感染の可能性を強く疑う場合は、まずは「新型コロナ受診相談センター」にお問い合わせください。

(1)名称 【変更後】新型コロナ相談センター

(2)相談対象者

1 風邪の症状や37.5℃前後の発熱が4日程度続いている。(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
2 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
3 高齢者や妊婦、基礎疾患等のある方は、1または2の状態が2日程度続く場合

○堺市 新型コロナ受診相談センター
【電話番号】 072-228-0239
【受付時間】 午前9時から午後5時30分(平日)
 上記以外の時間帯は、堺市役所時間外窓口(072-233-2800)経由により保健所職員に取り次ぎ
○厚生労働省 相談窓口
【電話番号】 0120-565653
【受付時間】 午前9時から午後9時まで(土日・祝日も対応)
○大阪府府民向け 相談窓口
【電話番号】 06-6944-8197
【受付時間】 午前9時から午後6時まで(土日・祝日も対応)

なお、現状では、上記の条件に該当する殆どの小児の方は、相談センターに連絡した結果、まずはかかりつけの医療機関を受診するように指示をされているようです。
小児の普通のかぜ(感冒、上気道炎)の殆どは、37.5℃前後の発熱が4日程度などの条件を満たしやすく、息苦しさや倦怠感もわかりにくいため、上記の基準で疑い出すとほとんどの小児のかぜは新型コロナの疑いということになってしまうので、これは当然というかやむを得ない部分は大きいと思います。
相談センターに相談された結果として当院を受診される場合、基本的に診察させていただきますが、「新型コロナを心配して相談センターに連絡したら、通常の医療機関を受診するように言われた」旨を受付時に必ずお申し出下さい。
その場合、院内の簡易隔離スペースあるいは隔離室にご案内させていただいたり、自動車の車内でお待ちいただくようにご案内する場合がありますが、必ず当院スタッフの指示に従って下さい。
当院スタッフの指示に従えない方・従わない方の診察はお断りし、直ちに退出していただきますのでご了承ください。

また、一部の報道などにより、新型コロナの新しい検査が開発されたとか、今月から保険で検査できるようになるとか、断片的な情報が報道されています。
いずれもそのこと自体は間違った情報ではありませんが、決して現時点あるいは今月中などの近い将来に「通常の医療機関で簡単に新型コロナの検査ができるようになる」という話ではありません。
当然のことながら、今後も少なくとも当面の間、当院のような通常の医療機関では新型コロナウイルス感染症の診断・治療はできない状態が続きます。

状況がかわりましたら、追ってご案内致します。

皆様のご理解とご協力をよろしくお願い致します。

 


ヒブワクチンについて

投稿者 j_sugimoto 日時 2020年2月4日

「お知らせ」にも書きましたが、ヒブワクチン(販売名:アクトヒブ)に不備が見つかり、現在、ワクチンの製造元が原因の調査等をしています。調査等が完了するまでの間、ワクチンの出荷が停止されるため、全国的に不足しています。

供給再開時期は未定で、少なくとも2月下旬頃までの供給停止が見込まれています。

接種にあたっては、1・2回目の接種が優先されます。(国からの指針)

以上のことから、当院では、現時点での院内在庫分、および、堺市を通じて追加納入可能なワクチンで当面の接種を継続することになりますので、当面の間、以下の方針での予約・接種を行います。

1)厚生労働省の通達に従い、免疫のない1回目と2回目の接種を優先して行います。

現時点(2月4日時点)で当院に予約されている、1回目および2回目の接種の方の分の在庫は確保できています。

新規に予約をされる方(1回目・2回目)は、ネットではヒブワクチンの予約はできないように設定していますので、診療時間内にお電話でご連絡下さい。「在庫がなくなった場合は接種できない、接種できるかどうかは接種当日まで確約できない」ことを了承していただいた上での予約とさせていただきます。

2)既に予約済みの方で、1回目と2回目以外(3回目および追加接種)の方は、できるだけ接種できるように在庫の確保に努力しますが、在庫が確保できなくなった場合、接種をお待ちいただく可能性があります。その場合は、当院から連絡させていただきますが、今後の状況によっては、接種予約日直前の連絡になる可能性があります。

1回目と2回目以外(3回目および追加接種)の新規予約は、ワクチン入荷の目処がつくまで中止させていただきます。


なお、厚生労働省の通達により、買い込み・買い占めは強く禁止されていますので、堺市の定期接種に関しては堺市が直接在庫管理をしている関係上、堺市内の医療機関はどこもほぼ一斉に在庫がなくなることが見込まれます。
(買い占めをしていない限りはそうなる筈です)
ヒブワクチンがないからと他のワクチンの接種も控えたり、在庫のある医療機関を探し回ることは、お勧めできません。
ワクチン供給が安定するまでは、ヒブワクチンを抜いたスケジュールでの接種をお願いします。


以上、ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 


あけましておめでとうございます。

投稿者 j_sugimoto 日時 2020年1月1日

あけましておめでとうございます。

2020年も、より一層、良い医療を提供できるように、スタッフ一同、頑張ります。

新年は1月4日(土)から診療いたします。

今年も「すぎもとキッズクリニック」をよろしくお願い致します。


2019年末のご挨拶

投稿者 j_sugimoto 日時 2019年12月31日

今年も大晦日になりました。当院が開院してから5回目の大晦日です。
12月28日(土)で当院の2019年の診療は終了しました。
今年も多くの患者さんに御来院頂き、誠にありがとうございました。

これからも、地域の皆様のご期待に応えられるように、そしてより良い医療を提供できるように、スタッフ共々、より一層の努力と創意工夫を続けて参ります。

来年もどうぞよろしくお願い致します。

それでは、良いお年をお迎えください。


インフルエンザワクチン接種について

投稿者 j_sugimoto 日時 2019年9月19日

今シーズン(2019/2020シーズン)の、当院でのインフルエンザワクチン接種について、以下のように決定しました。

<接種期間>

2019年 10月16日(水)~12月20日(金)まで

<接種時間枠>

月・火・水・金曜日:夕診で、一般診察と平行して接種を行います。
予約は(一般診察とは別で)16:00~18:00の日時予約です。

火・水・木・金曜日:朝診で、一般診察と平行して接種を行います。
予約は(一般診察とは別で)9:30~11:30の日時予約です。

(ご注意)

※予約枠は上記の時間帯で日時予約ですが、一般診察と平行して行いますので、接種時間は多少前後する事があります。
接種前後のご予定には充分な余裕をもってお越し下さい。

※昼診でのインフルエンザワクチン接種はありません。

<予約受付>

Web予約:9月27日(金)午前9時~予約受付開始。
※予約ができる時期になりましたら、インフルエンザワクチン予約専用のメニューが出現します。
※PC、携帯、スマホから利用可。当院の診察券をお持ちの方のみとなります。
 診察券をお持ちでない方は、下記の電話予約をご利用下さい。

電話・窓口での予約:10月8日(火)より開始
※電話・窓口での予約の受付は朝診(9:00~12:00)の時間帯に限ります。

<予診票>

インフルエンザ予防接種予診票_v3.0.pdf

<料金>

3000円/回


<注意事項>

○当院では1歳未満の乳児には接種いたしません。

○12歳以下の方は、必ず2回分をまとめてご予約下さい。

○13歳以上の方は、原則として1回接種です。

○他のワクチンとの同時接種は行いません。

○インフルエンザワクチン接種と同時に保険診療や健診なども、行いません。

○公費負担(65歳以上など)には対応しておりません。

○インフルエンザ以外のワクチンを直近で接種している方は、生ワクチンからは4週間、不活化ワクチンからは1週間、間隔を空ける必要があります。間隔が空いていない場合は、当日お越し頂いても接種できませんので、ご注意下さい。

○卵アレルギーで完全除去中の方は、原則として接種しません。どうしても接種したいという方は、予約前に一度受診してご相談下さい。

○キャンセルされる場合は、必ずご自身でインターネット(web)でキャンセルされるか、クリニックまで電話でご連絡をお願いします。キャンセルされずに予約当日に来院されなかった(無断キャンセル)場合、以後のネット予約および当院でのワクチン接種ができなくなる場合があります。

○来院前にあらかじめ予診表に記入してお持ち頂ければワクチン接種がスムーズです。印刷できる環境がない方には、事前に窓口でお渡しすることもできますので、是非ご利用ください。

○「予約しているのにワクチンがなくて接種できない」という事態を避けるために、ワクチン入手が確定した分だけの予約枠を開放しています。つまり予約が取れた方のワクチンは確保できている状態です。追加でワクチン入手が決まった場合、予約枠を追加で開放します。その場合も、上記の時間内での枠の開放です。それ以外の時間に予約枠を設定することはありません。また、追加入手が困難な場合、早期に予約枠がいっぱいになり、事実上の受付終了となる可能性があります。ご了承ください。

 


開院4周年

投稿者 j_sugimoto 日時 2019年5月5日

すぎもとキッズクリニックは、この5月1日をもちまして開院4周年を迎え、5年目に入りました。
当院を信頼して受診していただいている皆様、ご家族の方々、暖かく支えてくださっている地域の方々に、心から感謝いたします。

私の専門である喘息・アレルギー疾患を中心に、色々な患者さんを診てきましたが、小児科の開業医として、お子さんに何かがあった時に、まずは受診してみよう、と思えるクリニックを目指して診療しており、ある程度はその期待に応えられているのではないかと考えています。
開業医・家庭医の役割として、疾患を現病歴(症状経過)や身体所見などから拾い上げ、最適な専門医に引き継ぐことも重要だと考えています。
比較的丁寧で適切な診察と、最適な専門医への引継ぎ、は大切だと考えています。

昨年の終わり頃から、最近にかけて、この冬~春は、とても多くの患者さんが来院されました。
患者さんが多い時期は、どうしても一人あたりの診察時間が短くなりがちです。
しかし、流れ作業のような診察は私の目指すものではありません。
きちんと「病気だけ」でなく、「人」として、患者さんと向き合っているか。
そのあたりをあらためて意識しつつ、これからも、さらに良いクリニックにしていきたい、と思っています。

すぎもとキッズクリニックを、今後ともどうぞよろしくお願い致します。


ホクナリンテープは「咳止め」ではありません

投稿者 j_sugimoto 日時 2019年1月27日

ホクナリンテープ(一般名;ツロブテロールテープ)は、「ツロブテロール」という成分が入っています。この薬は、気管支を広げる効果があるものです。
このテープを貼ると、じわじわと皮膚から薬が吸収されて、約24時間、持続して気管支を広げる効果があります。

夜寝る前に貼れば、朝まで効果が持続するので、早朝に起こる喘息発作を予防することができます。喘息の発作とは、息を吐くときに気管支が狭くなってヒューヒュー、ゼーゼーすることを指し、咳だけの症状では喘息発作とはいいません。

ぜひ注意していただきたいのは、
「喘息ではない咳の症状にはホクナリンテープは効かない」
「ホクナリンテープは咳止めのお薬ではない」
ということです。
よく外来で「咳止めのテープも下さい」と言われますが、それに対する正しい答えは、「咳止めのテープなんてありませんよ」ということになります。
もっとも、ああホクナリンテープのことを言っておられるんだな、ということはわかりますので、当院で喘息の診断がついているお子さんでなければ、私から「いつもテープを貼ればよく効きますか?」などと尋ねています。
そして、「はい、いつもそれを貼れば咳が落ち着いて夜がよく寝られるようになるんです」という返事が返ってきたお子さんは、喘息であると考えてまず間違いありません。
それぐらい、このテープは、「咳止め」ではなく、「気管支を広げる薬」「喘息の薬」なのです。
喘息あるいは気管支炎で気管支(空気の通り道)が狭くなっている場合に、この薬が効けば、気管支に作用して気管支が広がり、空気の通りがよくなって、「結果的に」咳が減ったり呼吸が楽になります。
しかし、繰り返しになりますが、咳止めではありません。

また、ホクナリンテープは喘息発作の予防には効果がありますが、既に起こっている喘息発作をすぐに止めることはできません。効果が出るまで、ある程度の時間がかかるからです。

それと、この薬は、気管支に作用するだけでなく、心臓や他の臓器にも少しは作用しますので、副作用もあります。動悸や頻脈(脈拍が増える)などを引き起こしたり、手が震えたり、アレルギー症状を呈する場合もあります。 貼るお薬は手軽ではありますが、薬というものは必ず、ある程度の危険も付き物です。

以上から、「咳が出たからホクナリンテープ」、という考え方は間違っています。勝手な判断で使用せず、必ず主治医の指示通りに使用して下さい。
必要なお薬を必要な時に正しく使うことが、お子さんの健康を守ることにつながります。

 


あけましておめでとうございます。

投稿者 j_sugimoto 日時 2019年1月3日

あけましておめでとうございます。

2019年も、より一層、良い医療を提供できるように、スタッフ一同、頑張ります。

新年は1月4日(金)から診療いたします。

今年も「すぎもとキッズクリニック」をよろしくお願い致します。


2018年末のご挨拶

投稿者 j_sugimoto 日時 2018年12月31日

今年も大晦日になりました。当院が開院してから4回目の大晦日です。
当院は、12月29日(土)で2018年の診療は終了しました。
今年も多くの患者さんに御来院頂き、誠にありがとうございました。
知人・友人からのご紹介の方、他の医療機関からのご紹介の方、ホームページを見ていただいた方など、当院の診療をご評価いただき、新患の方もかかりつけの方も、本当にたくさんの患者さんに御来院いただいていることを、とても嬉しく思っています。

今シーズンも昨年にひきつづき、インフルエンザワクチン不足で大変でした。
確保できるワクチン量が少なく、多くの希望する患者さんへの接種ができず、ご迷惑をおかけしてすみませんでした。

また、年内最終の診察日となる12月29日(土)には、初めての試みでしたが、診療を中断して30分間の休憩時間を頂きました。
世の中は「働き方改革」の時代です。
私は、眼の前の患者さんに対して全力をつくすために、ついつい「気合だ、根性だ」と突っ走ってしまいがちなのですが、クリニックとして、本当に少しでも多くの患者さんにより良い医療を提供するためには、と考えると、私(医師、院長)自身も、他のスタッフも、心身ともに良い状態を保つことが大切だと考えて、このような決断を致しました。
幸い、たくさんの患者さんにご理解とご協力を頂きまして、休憩をとったために診察時間が遅くなってしまったにも関わらず、クレームを言われることは一切なく、患者さんの方からも「こんな年末にこんな時間まで診ていただいてありがとうございます」といった労いのお言葉をたくさんいただき、院長・スタッフともに、疲れが吹っ飛ぶ思いで最後まで気持ちよく診療ができました。本当にありがとうございました。

今後、ますます、地域の皆様のご期待に応えられるように、そしてより良い、かつ正しい医療を提供できるように、スタッフ共々、より一層の努力と創意工夫を続ける所存です。

来年もどうぞよろしくお願い致します。

それでは、良いお年をお迎えください。


インフルエンザワクチン接種について

投稿者 j_sugimoto 日時 2018年9月21日

今シーズン(2018/2019シーズン)の、当院でのインフルエンザワクチン接種について、以下のように決定しました。

<接種期間>

2018年 10月16日(火)~12月21日(金)まで

<接種時間枠>

月・火・水・金曜日:夕診で、一般診察と平行して接種を行います。
予約は(一般診察とは別で)16:00~18:30の日時予約です。(10分刻み)

火・水・木・金曜日:朝診で、一般診察と平行して接種を行います。
予約は(一般診察とは別で)9:30~11:30の日時予約です。(10分刻み)

(ご注意)

※予約枠は上記の時間帯で日時予約ですが、一般診察と平行して行いますので、接種時間は多少前後する事があります。
接種前後のご予定には充分な余裕をもってお越し下さい。

※昼診でのインフルエンザワクチン接種はありません。

<予約受付>

Web予約:9月27日(木)午前9時~予約受付開始。
※予約ができる時期になりましたら、インフルエンザワクチン予約専用のメニューが出現します。
※PC、携帯、スマホから利用可。当院の診察券をお持ちの方のみとなります。
 診察券をお持ちでない方は、下記の電話予約をご利用下さい。

電話・窓口での予約:10月4日(木)より開始
※電話・窓口での予約の受付は朝診(9:00~12:00)の時間帯に限ります。

<予診票>

インフルエンザ予防接種予診票_v2.0.pdf

<料金>

3000円/回


<注意事項>

○当院では1歳未満の乳児には接種いたしません。

○12歳以下の方は、必ず2回分をまとめてご予約下さい。

○他のワクチンとの同時接種は行いません。

○インフルエンザワクチン接種と同時に保険診療や健診なども、行いません。

○公費負担(65歳以上など)には対応しておりません。

○インフルエンザ以外のワクチンを直近で接種している方は、生ワクチンからは4週間、不活化ワクチンからは1週間、間隔を空ける必要があります。間隔が空いていない場合は、当日お越し頂いても接種できませんので、ご注意下さい。

○卵アレルギーで完全除去中の方は、予約前に一度受診してご相談下さい。

○キャンセルされる場合は、必ずご自身でインターネット(web)でキャンセルされるか、クリニックまで電話でご連絡をお願いします。キャンセルされずに予約当日に来院されなかった(無断キャンセル)場合、以後のネット予約および当院でのワクチン接種ができなくなる場合があります。

○来院前にあらかじめ予診表に記入してお持ち頂ければワクチン接種がスムーズです。印刷できる環境がない方には、事前に窓口でお渡しすることもできますので、是非ご利用ください。

○報道によると今シーズンのインフルエンザワクチンは不足していないと言われているようなのですが、当院では昨年同様に大変入手困難な状況となっており、充分なワクチン数が確保できていません。ありていに申し上げますと、全然足りない状況です。「予約しているのにワクチンがなくて接種できない」という事態を避けるために、ワクチン入手が確定した分だけの予約枠を開放しています。ワクチン入手のための努力は続けていますが、追加入手が困難な場合、早期に予約枠がいっぱいになり予約受付を終了せざるを得ない可能性があります。ご了承ください。

 


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