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マイナ保険証・オンライン資格確認などについて

投稿者 j_sugimoto 日時 2023年5月28日

既報通り、当院では、令和4年11月25日より、マイナンバーカードの保険証利用(マイナ保険証)によるオンライン資格確認を行っています。

このご利用、あるいは保険診療について、あらためて注意事項を説明させていただきます。

■マイナンバーカードを保険証として利用するには事前登録が必要です。

マイナンバーカードを所有しているだけでは健康保険証として利用できません。
マイナポータルサイトかセブン銀行ATMなどで、保険証として利用するための事前登録を行ってください。
あるいは、当院で初めてマイナ保険証の受付を行う際に、画面に表示された手続きに従って登録を行って下さい。

■マイナ保険証は原則、受付ではお預かりできません。

マイナ保険証は健康保険証とは違い、受付にご提示いただくものではありません。
カードリーダーに置いていただき、ご自身でタッチパネルで受付操作をしていただく必要があります。
当院のスタッフが代理で操作することはできませんので、予めご了承ください。

■マイナ保険証は、受診ごとに毎回ご持参ください。

マイナ保険証は、デジタル庁及び厚生労働省の指示により、毎回ご持参いただき、マイナ受付をしていただく必要があります。

マイナ受付の際に、暗証番号か顔認証で本人確認を行います。
この認証には、失敗していい回数に制限があります。
規定の回数以上認証に失敗すると、マイナンバーカードの電子証明書にロックがかかり、使用できなくなります。
ロックの解除ができるのは、自治体の窓口のみです。
更に、認証エラーの回数は蓄積型です。
例えば当院で1回暗証番号を間違えて認証エラーをした場合、当院でも他の医療機関でも失敗できる回数は残り2回です。
医療機関が違ったり、日数が開いたりしても、エラーになった履歴は消えないそうです。
十分ご注意ください。

従来どおりの紙(あるいはプラスチックなど)の保険証を利用される場合にも、従来どおり、その月の初回の受診時には必ずご提示下さい。また、月の2回め以降も、受診の都度、オンライン資格確認(保険証が有効かどうかの確認)をさせていただき、もし保険情報が無効あるいは失効、該当なし等と表示された場合には、保険証の提示をお願いしますので、ご了承下さい。

■引き続き紙(あるいはプラスチックなど)の健康保険証も毎回ご持参いただいたほうが安心です。

マイナ保険証も、証明書の有効期限切れや破損、保険証の変更手続き前後など、利用できないことがあります。
マイナ保険証が使用できない場合には、健康保険証がないと、マイナンバーカードには保険情報は記載されていませんので、保険情報が一切確認できません。
その場合には、一時的に全額自己負担とさせていただきます。

なお現在までに、マイナ保険証が事実上利用できなかった事例として、保険証が切り替わる際(就業・離職・転職・転居等)に以下の現象がありました。

1)失効した古い保険証がオンライン資格確認では「有効」となってしまう
(考えられる理由)=失効した側の保険者が失効の登録をしていない

2)新しい健康保険証は既に持っているが、オンライン資格確認では「該当なし」となってしまう。
(考えられる理由)=新しい保険者がマイナ保険証に紐づける保険情報を登録していない

例えば、最近の例では、4月の初めに保護者が転職されたお子さんですが、5月20日を過ぎて受診された時点で、まだ新しい保険情報がオンライン資格確認で「有効」の確認ができませんでした。
その方の場合は、紙(プラスチック)の新しい保険証を持参しておられたので、そちらで受付をして保険診療を行うことができました。

保険証が手元に届いていても、保険者側でマイナポータルへの登録にタイムラグがあると、マイナンバーカードでは保険情報が確認できません。
その場合、紙(あるいはプラスチックなどの従来型の)保険証をお持ちいただければ保険診療で対応可能ですが、お持ちでない場合は一時的に自費による全額負担とさせていただき、後日有効な保険証をご持参いただいた時点で保険診療として清算させていただきます。

■医療証(受給者証)は必ずご持参・ご提示下さい

子ども医療医療証などの医療証の情報はマイナンバーカードでは取得できません。必ず持参して下さい。

■お薬手帳はご持参ください

マイナ保険証による情報取得に同意いただいた場合でも、直近1か月~2ヶ月の他院での処方内容は、マイナポータルのシステム上、取得できません。
マイナポータルで参照できるのはレセプト情報ですので、古い情報だけになります。
現在内服中の薬の情報はとても大切ですので、お薬手帳は必ずご持参ください。

 

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