開院10周年
今日からちょうど10年前、2015年の5月1日に当院は開院し、初めての診療を行いました。それからちょうど10年が経ちました。
いろいろな方々に様々にお世話になりながら、10年間、診療を続けることができました。
当院を信頼して受診していただいている皆様、ご家族の方々、暖かく支えてくださっている地域の方々に、心から感謝いたします。
子どもたちの健康と生活を守り、笑顔を支え、成長を見守り、より良い未来へとつなげること、が当院の使命であると私は考えており、当院を信頼していただいて、当院がその信頼に応えることで、ここまでの10年、診療を続けることができました。本当にいつもありがとうございます。
今後も、信頼に応え、地域医療に貢献できるクリニックでありたいと思っています。
また、クリニックを支えてくれている当院スタッフ、そしてそのご家族の皆様へも深く感謝致します。
この10年の間に、とても大きく世間を騒がせ、診療にも大きく影響を与えたのが、2020年に始まった新型コロナウイルスの流行でした。特に流行初期の頃は、どれだけ恐ろしくてどのように感染するかわからない未知のウイルスであったこともあり、大変恐れられていましたし、恐れるべき存在でもありました。そんな中、発熱患者さんの診察を行うと決めた際(後に正式に発熱外来として認可されましたがその前から診療は継続していました)に、当院のスタッフは誰一人として反対したり異議を唱えたりすることなく、黙々と院長の私が指示した通りの感染対策を行い、どのような形で受付・患者対応をすれば診療を続けやすいか一緒に考えてくれました。
「熱のある子を診ていて、コロナにいつ感染するかわからないのは、怖くない?」と私が尋ねた時にも、「そりゃ怖くないと言えば嘘になりますけど、小児科のクリニックが熱のある子の診察をしなくてどうするんだ、っていう院長の気持ち、思いはよくわかりますし、医師として感染対策をこんなに考えて下さってるんですから、それでも自分が感染したら、しかたないから諦めますよ」等と言ってくれた当院のスタッフのことを、私は今でもとても誇りに思っています。
また、当院スタッフが感染源となって患者さんにコロナをうつしてしまうわけにはいかない、という思いから、いつも以上にスタッフやその家族のプライベートの行動などにも口出ししてしまうこともありましたが、それに対しても多大な協力をしていただきました。
もちろん、コロナ対策以外の面でも、この10年の間、スタッフにもそのご家族の皆様にも、いつも大変色々とお世話にもなり、協力もしてもらっています。本当にありがとうございます。
「十年一昔」とも言いますし、10年は一区切りではあるかもしれませんが、当院は、ここで歩みを止めたり緩めたりするわけではありません。今後も、より良い医療を提供するべく、努力を続けてまいります。
これからも「すぎもとキッズクリニック」をどうぞよろしくお願いいたします。