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ワクチン接種間隔のルールが変わります

投稿者 j_sugimoto 日時 2020年9月18日

今年、令和2年の10月1日から、ワクチン同士の接種間隔の規定が変更になります。

今までは生ワクチンを接種した後は4週間、不活化ワクチンを接種した後は1週間、他のワクチンは接種できない、というルールでした。
それが、種類の違うワクチンなら、原則として、間隔を空けなくても接種できることになります。

唯一の例外として「注射の生ワクチンと生ワクチンの間のみ4週間空ける」という縛りだけが残りますので、そこだけは注意が必要です。
注射の生ワクチンは、BCG、MR、水痘、おたふくかぜです。

なお、同じワクチン同士の接種間隔、例えば肺炎球菌ワクチンの場合は1回目から2回目の接種まで4週間以上あけるなどの規定は今まで通りです。

定期接種の場合は10月以降も今までとの違いを感じることはそれほど多くはないかもしれません。

ただし、これからのインフルエンザワクチン接種の時期には、今までとは違って、「インフルエンザワクチンの予定が自由に組める」ということになります。
インフルエンザワクチンは不活化ワクチンですので、前日などに他に(インフルエンザ以外の)どんなワクチンを接種していても関係なく接種が可能になり、また、インフルエンザを接種した後、直後でも他のワクチンを接種することができます。
(あまりないとは思いますが、生ワクチン⇒インフル⇒生ワクチンとうつ時に、生ワクチン同士が4週以上空くようには注意して下さい)

従来は間隔を空ける必要がありましたので、インフルエンザワクチン接種の際に、受付で母子手帳を確認して「水痘の接種から2週間しか空いていないから打てません」ということがありましたが、10月以降はそのようなことはなくなります。
他のワクチンと関係なく、インフルエンザワクチン同士の間隔だけを気にしてスケジュールを立てれば良いわけです。

今後のワクチン接種の予約をされる際の参考にして下さい。